読書は悩みを解決する手段である

今日は読書について書いていこうと思います。

読書といえば漫画を読むことだって立派な読書ですね。

最近の漫画は非常に構成が考えられており、伏線がたくさん張り巡らされ、ストーリーが進むにつれ、伏線の点と点が繋がり、よりストーリー性が増して面白く作られています。YouTube動画で作品の深掘りされた解説をみると「え?そこまで考えて作られていたの?」と驚いてしまいます。

また、漫画で使われる難しい漢字なども漫画であればすんなりと記憶できるのが不思議です。学生の頃は授業で漢字の勉強をしても覚えないのに、漫画で出てくる難しい漢字は覚えられたのを思い出します。

私は20代まで漫画しか読んでおらず、文字だけの本を読むことは苦痛の何者でもなかったのです。

30代で中間管理職になり、上司や部下に挟まれ、頭を抱えることが増えてきました。

悩みや不安、どう立ち振る舞えばよいのか?様々な苦悩の中、答えが知りたくて仕方ない時に、悩みに関する本と出会い、その本を実践してから救われたことがあったのです。

あれだけ文字だらけの本が苦手だったのに、本を次々に購入して読み漁り、本棚まで購入して部屋の半分が本だらけになることになりました。

読書によって何を得られたのか?

それを今回記事にしていきます。

悩み解決のきっかけとなる

私は悩みがなかったら、きっと本は読んでいなかったと思います。

社会人になって20代までは上司から教わったことに集中して仕事を進めていきますが、30代になると部下ができ、今度は自分が教える立場になります。部下の指導に加え、会社の予算や収益改善・環境整備・会議資料作成等の職場経験を積むことによって与えられる仕事量が増えていきます。

人間関係もより複雑化してきます。

上司・部下・お客さん・取引先などの仕事関係や家族・友人・恋人・ご近所付き合いなど、身の回りから様々な人間関係が自分を取り巻いてきます。中にはトラブルに発展してしまったり、ストレスや悩みに繋がり、次々と自分に襲いかかってきます。

まるで、この世の不幸が自分を覆い尽くしてくるかのような感覚になり、「なぜ自分がこんなに苦しい思いをするのか?」と悲劇の主人公になったような気持ちにもなります。

悩みに関して、友人や知人・仕事仲間と話し合っても答えが見つからず、途方にくれました。

誰も答えを教えてくれない、答えを知ることができない。

そんな苦悩の日々を過ごしていた時に、本と出逢いました。

本を読むと自分と同じような境遇で悩み、そしてそれを解決していく話があったのです。しかも、それは現代に限った話ではなく、もう100年以上も前の話なのです。

100年以上前の悩みが現代と共通するのか?

疑問に思って本を読み進めていったのですが、内容はまさに自分が悩んでいたことと同じ状況であり、そしてそれをどう解決に導いていったのかも体験談を通じて掲載されていました。

「ここに答えがあった!」

私は歓喜で震えました。

本の中に解決方法があった

自分の周りの人たちに相談しても答えを見つけ出すことができなかったのに、本の中でその答えを見つけ出すことができたのです。

その本は、

デール・カーネギー著書「道は開ける」

 

本屋におすすめコーナーにロングセラーとして置いてあり、何気なく購入したのがキッカケでした。

私はまるで宝くじが当たったかのような感覚になりました。

自分が悩んでいたことが、まさか1冊の本で解決できるなんて夢のようでした。

この作品には、誰しもが悩むであろう事柄が網羅されており、数世紀前の話も含まれていますが、人々の悩みというものは過去・現代・未来どれも同じようなことで苦悩しているということがわかり、そして解決方法があるということも理解できます。

 

「悩みに対する戦略を知らないものは若死にする」ーアレクシス・カレル博士

*「道は開ける」より一部抜粋

 

私はこの言葉に衝撃を受けました。

まさに真理をついた言葉であると思いました。

悩みに関することに対して、私はあまりにも無知であったし、その克服方法を知ろうとすることすら考えたことがなく、今ではなぜそのことに気づくことができなかったのか?もっと早く知ろうとしなかったのか?と後悔すらしました。もっと早くに知ることができれば、何年も悩む必要もなかったと思ったのです。

しかし、冷静に考えてみれば、悩んでいた日々がなかったら、きっとそのことにも気が付かず人生を終えていたのかもしれない。そう考えれば自分はラッキーだったのではないか?と思いました。

悩み・不安・ストレス、これらの痛みを知らないと他人にも優しくなれないし、痛みを知ってるからこそ人を助けることもできるのだろうと私は思うようになりました。

人間としての成長を感じることができ、人は大人になっても成長できるものなのだと実感しました。

 

偉人の名言

本には過去や現代の偉人の名言も掲載されています。

短い言葉の中にたくさんの意味や解釈が含まれており、真理をついた言葉に感動します。

私が好きな名言

 

「最大の名誉は決して倒れないことではない。倒れるたびに起き上がることである」ー孔子ー

 

私は仕事でミスは許されないと思い込み、気負う日々を過ごしていたため、ある日心が折れてしまったことがありました。「自分ってダメな人間だ」と自暴自棄になっていた時に、この孔子の言葉に救われました。

短い言葉にたくさんの意味が込められており、そして解決にまで行き着くなんて、言葉ってすごい!と感動しました。これは人生経験が豊富なほど、その意味がより深いところまで心の中に染みて、とても奥深いものになっていくと感じました。

「本との出会いは、運命的な出会いである」

誰かの本に書いてあった言葉を思い出しました。

本当にそう思います。

皆さんも悩みがあるときは読書をしてみると良いですよ。

きっと悩みの解決に導いてくれる本があります。

それでは、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

またお会いしましょう!

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